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by sophical-arc カテゴリ
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GWがあけてしばらくするとプレ卒論ゼミにて"何か卒論と関係あることを"というお題にてプレゼンを行わなくてはいけないので型式論の学史を縄紋土器研究を中心に洗い出しています。参考文献として蒐集した文献を古い方から挙げるとこんな感じに...
松本彦七郎 1919「日本先史人類論」『歴史と地理』第3巻2号 鳥居龍蔵 1920「武蔵野の有史以前」『武蔵野』第3巻3号(内容はもっと以前から鳥居氏が主張) 山内清男 1928「下総上本郷貝塚」『人類学雑誌』第43巻10号 八幡一郎 1928「遺物遺跡地に基く相概念の提唱」『南佐久郡の考古学的調査』 中谷治宇二郎 1929『日本石器時代提要』 etc... 学史を漁るのは好きなので好んで古い文献をよく読んでいますが同期にはよく"またそんな古いものを・・・"と呆れられています。○○君よ、元の論文にあたらずに引用を引用して論文を読んだつもりになっている君に言われたかないよ。 ![]() それにしても、また考古ブログの世界に不穏な空気が漂いだしている。Stone-Seekerさんが言う通りというか、、、"キジも鳴かずば撃たれまい"といったところなんだろうか。上に挙げた論文は人種論→型式論(縦軸のみ→縦軸+横軸)&様式論と型式研究の黎明期の状況をよく表す論文ですが、例えば松本氏は1917年の論文において鳥居氏のアイヌ三部族併存説に反対されその2年後 茲に予の腹案を披瀝する。これは単に個々の土器に就いて何式と云ふ類では無く、土器の全般を総合的に見た上での個々の遺跡又は遺跡の個々の層位についての型式である。古生物学的層位学的の時代別又は型式別と思って戴きたい。人種別的概念は含んでは居らぬ。(松本 1919,p22) との論調から端的に、かつ明確にそれまでになかった土器に対する視点を提供している。Aではない、Aのここは間違ってる等とは言わずにBはこうである!とB(の概念)をスパっと提示すればそれは誰かに受容され、どこかで花開くかもしれないのになぁ、と思うのです。 松本氏が層位学的手法を持ち込んでからひだびと論争まで約10年、ミネルヴァ論争まで約15年の月日を必要としている。今から10年15年経ったあと、かの<考古学>はどうなっているんだろう。 by sophical-arc | 2006-05-04 01:06 | 雑多
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